『週刊現代』によれば、韓国は2000~2007年までの間、違法操業で中国漁船2000隻以上、拿捕・身柄拘束し、中国側は保釈金として直近4年間で18億円も支払っているとのことです。
そうした「毅然たる意志」を持った韓国に比べ、我が国は情け無い限りです。領海侵犯の上、海上保安庁の巡視船に大きな損傷を与えた中国漁船の船長一人訴訟まで持ち込めないでいます。
恐る恐る中国漁船を逮捕した日本は、経済制裁等の脅しをかけられると、菅首相や仙谷官房長官はあわてふためき狼狽し、「超法規的措置」で、漁船の船長を処分保留のまま釈放してしまいました。
領海侵犯のみならず、海上保安庁の巡視船に故意にぶつけてきた証拠ビデオも押さえておりながら、起訴すらできないということは、日本政府は「尖閣諸島領海では日本の国内法は通用しない」「日本の主権が及ばない」ということを認めたに等しいのです。
今回の船長釈放は、日本政府が国家としての「主権」を放棄し、中国に対して「臣下の礼」を取ったに等しい国辱的行為です。
船長釈放後も、中国は日本に対して「謝罪と賠償」を求めて来ました。しかし、本来、「謝罪と賠償」を求めるのは日本の側です。なぜ、菅首相は4日の中国の温家宝首相との会談で「謝罪と賠償」を求めなかったのでしょうか?
中国の脅威に対抗するには、明治時代に西欧列強に対して「毅然たる外交」で、日本を「世界の一等国」に押し上げていった陸奥宗光や小村寿太郎らのような「サムライ精神」の復活が必要です。
中国が一番恐れているものは、日本が「普通の国家」になることです。
日本政府は「自分の国は自分で守る」精神を発揮せよ!
そして、国民や領土を守るために、全力を掲げて主張し、行動せよ!
今回、沖縄県知事選で幸福実現党より金城竜郎氏が立候補しました。
他の知事候補が主張するように、沖縄から米軍海兵隊基地を「県外」「国外」に移設すれば、中国は自由自在に沖縄や日本を蹂躙することになります。
今こそ、沖縄に国防意識を持った「真なる保守」の知事の誕生が必要です!
危機の最前線に立つ沖縄から、新しい「保守の風」を起こして参りましょう!!どうぞ、よろしくお願い申し上げます!!
「百万の敵おそるるに足らず。 恐るるべきは我らの弱き心なり!」(『龍馬伝』高杉晋作の檄)
松島 ひろのり
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