私には、国粋主義的な活動をしようという気持ちは、まったくありません。世界を正しい方向に導いていきたいと思うのみです。
今、国連は、機能しているのか、いていないのか、よく分からないような状況です。そのため、私は、幸福の科学の支部を全世界につくり、「こういう方向が正しいから、こちらに進むように」という情報発信をし、幸福の科学の思想によって世界の人々をリードしていきたいと考えています。それだけの使命を、今、私たちは担っているのです。
世界を救えるかどうかは、信者のみなさん一人ひとりが、自分自身を強める力を自己発揮しなくてはなりません。
「伝道の失敗などで、弱ったり、めげたりすることなく、失敗を打ち破り、何とか脱皮して前進していく」という心を持つことです。そのような自己変革が必要です。今のようなレベルでは、まだまだ力は足りません。今の5倍も10倍も、そして、それ以上の大きな力が要るのです。
今、キリスト教には世界を救う力などありません。キリスト教国がさまざまな問題を起こしているのを見れば、それがよく分かります。仏教もすでに廃(すた)れています。そして、イスラム教は、次なる諸悪の根源になりかねない雰囲気になってきています。
したがって、次の時代の精神的原理が、どうしても必要です。
私たちの活動は、ある意味での戦いです。思想的な戦いであり、言葉による戦いであり、平和的な戦いです。私たちは、武器によっては戦いません。思想や言葉で戦います。
その意味で、幸福の科学は、もっともっと大きな力を持つ必要があるのです。
以上、『救世の法』――信仰と未来社会 大川隆法著(幸福の科学出版刊)より抜粋させていただきました。このような書籍を発行して下さった、地球系霊団の最高指導者、地球神、主エル・カンターレ、大川隆法総裁先生に、心より感謝申し上げます。